インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の両首脳それぞれに書簡を送られ、先の会談を通して「朝鮮半島の非核化」と「年内に朝鮮戦争の終戦宣言をし、休戦協定を平和協定に転換するための取り組みを推進する」との合意に至ったことを称えられた。その書簡の中...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 本日、83歳の誕生日を迎えられたダライ・ラマ法王は、午前7時にシワツェルの公邸にある本堂に入られ、職員や法王付きの僧侶たちによって執り行われた法王の長寿祈願法要に加わられた。神託官のドルジェ・ヤマキョンとニェンチェン・タンラは、両者ともトランス状態で法王に拝謁した。 長寿祈願法要が終わると、法王は公邸...
インド、ビハール州 パトナ冬らしい日差しの中、ダライ・ラマ法王はデリーから空路でビハール州の州都パトナに到着され、ビハール州ニティーシュ・クマール首相から出迎えを受けた。 法王と首相は車で一緒に仏陀記念公園に直行し、パーリ語の伝統(上座部仏教)とサンスクリット語の伝統(大乗仏教)の僧侶たちから出迎えられた。そして、カルーナ・ストゥーパ(慈悲の仏塔、の意...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、脳卒中で入院していたシモン・ペレス前イスラエル大統領が逝去されたことに悲しみを表明された。ペレス・ピース・センターに送られた書簡の中で、法王は次のように述べられた。 「ペレス氏のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます」 「ペレス氏と私は長年、さまざ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ 今朝、ダライ・ラマ法王はチベット本土から巡礼に訪れている約千人のチベット人のためにツクラカンで法話を行われた。参加者の多くはチベットの民族衣装に身を包み、期待に胸を膨らませ、満面の笑みを顔に浮かべていた。法王は巡礼や親戚を訪問するためにインドを訪れた彼らがチベット本土へ戻る前に、仏教について解説する機会を設...
ラトビア共和国、リガ昨日、ダライ・ラマ法王はインドを出発され、ヘルシンキを経由してラトビアに到着された。そして今朝、首都リガの街路を冷たい風が吹き抜けるなか、法王は車でスコントン・ホールに向かわれた。会場では、4,500人の聴衆が席を埋めていた。その内、およそ3,000人がロシアから、500人がカルムイクから、300人から400人がブリヤートから、100人が...
NDTVのアンカーマン、バルカ・ダット氏によるダライ・ラマ法王へのインタビューの記録。インタビューは2010年7月4日にインド、ダラムサラの法王公邸にて一般公開で収録され、NDTVでは2010年7月6日に放送された。下記はインタビューの全記録である。 NDTV:ダライ・ラマ法王が世界で最も尊敬され、最も愛されている政治上、また精神的な指導者のひ...
インド、ビハール州 ブッダガヤ今朝のダライ・ラマ法王の日程は、チベット本土への帰途につく巡礼者たちへのお話から始まった。法王は「あなた方は亡命生活を送るチベット人たちのインスピレーションの源です」と話され、チベットの宗教的な伝統がいかに価値あるものであるか、それをよく勉強して揺るぎない理解を得ることがいかに大切であるかを語られた。そして、カーラチャクラの灌頂...
チェコ、プラハ ダライ・ラマ法王は今朝、スロヴァキア共和国のブラチスラバから霧の立ち込めるプラハに降り立たれた。ホテルにご到着後すぐチェコ国営テレビ局のニュース専門チャンネル「CT24」の取材を受けられ、チェコ共和国の故バツラフ・ハベル大統領の良き点について聞かれた法王は、次のように答えられた。 「真実を語り、正直で、隠し事をされなかったところです。そし...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 本日、カリフォルニアに拠点を置くフレンズ・オブ・ザ・ダライ・ラマ(Friends of the Dalai Lama)の要請を受けて、カリフォルニア大学サンディエゴ校の32人の学生と3人の教授たちのグループが、ムンバイから来たグループとともに法王公邸でダライ・ラマ法王に謁見した。この会見は、学生たちが五週間に...
ドイツ、フランクフルト ダライ・ラマ法王はフランクフルトご滞在2日目の本日早朝、チベットハウス(ドイツ代表部事務所)の役員との会談後、記者会見を行われた。 会場に満席の記者たちを前に、ダライ・ラマ法王はまず、70億人の人類の一人として人間価値の促進をはかること、 異なる宗教間の調和をはかること、チベット仏教文化の保存というご自身の生涯における3つの使命...
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ダライ・ラマ法王は1935年7月6日、アムド地方の小さな村タクツェルで農業を営むチベット人家庭にお生まれになり、ラモ・ドゥンドゥプと名付けられた。ラモ・ドゥンドゥプという名前は“願いを叶える女神”という意味である。タクツェル(吠える猛虎)は広い谷間を見下ろす丘の上の小さな村だった。長い間、人が住みつくことも農耕することもなく、ただ遊牧民の放牧地だった。何故な...
イギリス、ロンドン ダライ・ラマ法王は今朝、テート・ブリテンにほど近いミルバンク・ミレニアウム桟橋でフェリーに乗船された。目的地は10マイルほど先にあるO2アリーナである。曇り空の下、法王をお乗せしたフェリーは国会議事堂やランベス宮殿からロンドン・アイやザ・シャードまで、新旧さまざまなロンドンの記念建造物の前を通ってO2アリーナに到着した。そして、グリ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、オンライン法話会の中継が行われる公邸内の居室に入られたダライ・ラマ法王は、モニターに映ったチベット人の学生たちに挨拶をしてから席に着かれた。そこで、主催者と参加者たちがモニターを通して、マンダラ供養を含むいくつかの祈願文を誦経した。 誦経が終わると法王は次のようにお話を始められた。「今回の法話会は...
イギリス、ケンブリッジ 今朝、ダライ・ラマ法王が車でクリップス・コートへ向かわれるとき、澄んだ青空に太陽が輝いていた。対話講演2日目午前の部は、エド・ケスラー氏が司会を務め、「教育の展望」と題して対話が繰り広げられた。 ケンブリッジ大学モードリン・カレッジ、ハンフリー・クリップス卿シアターに到着されて、聴衆席のご友人と挨拶を交わさ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、ダライ・ラマ法王は法王公邸のモニターを通してチベット人の学生達に短く「タシデレ(こんにちは)」と挨拶された。法王は今日の法話会を、仏教の哲学的見解は縁起であり、その実践は非暴力、つまり他者を傷つけないことであるとし、可能であれば、他者を助けることであるというお話しから開始された。非暴力と利他の実践という...